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Channel: あさひ町榊原耳鼻咽喉科  院長のブログ
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急性中耳炎の起こる仕組み

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急性中耳炎の起こる仕組みについて、イラストとアニメーションを駆使して説明しています。

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風疹にご注意!

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例年、春先から初夏にかけて流行する風疹が今年は真夏以降も収まらず、大流行となっているとのことです。風疹は一度流行すると2〜3年は続くそうで、今後も動向を注意してみていく必要があるかと思います。
現在風疹に最も罹りやすいのが、成人男性。特に30代から50代の方で、この年代では風疹に対する抗体を持たない方が多いためです。
風疹の症状は、発熱、細かな発疹、関節痛、リンパ節の腫れなどで重症化するのは稀なのですが、一番困るのは妊娠している女性が罹ると、特に妊娠初期では高率に胎児に影響が出ることです。死産する場合もありますし、それは避けられたとしても、先天性風疹症候群といい、先天性の高度難聴や心疾患を持つ赤ちゃんが生まれる可能性も高いのです。

予防は風疹ワクチンで出来ます。(1回の予防接種では95%程度、2回やればほぼ完璧に防げるといわれています。)
風疹ワクチンは、現在は麻疹と一緒にMRワクチンとして行われています。
制度はこれまでころころと変わってきたのですが、現在は定期接種の年齢(1歳児(第1期)、小学校入学前1年間の幼児(第2期)に行うことになっています。
なお2008年度から2012年度までは、第1期、第2期に加えて、中学1年生(第3期)あるいは高校3年生相当年齢の者(第4期)にも行うことになっています。
大人で予防接種が推奨されるのは、特に若い女性で、これは赤ちゃんが先天性風疹症候群になるのを防ぐためです。今まで風疹に間違いなく罹っている(血液検査で抗体が出ている)方、風疹のワクチンを確実に受けている方以外には妊娠する前に予防接種を受けることが勧められます。(ただし、予防接種後2ヶ月は避妊をする必要があります。)
また、これからお母さんになろうという方の夫(あるいは彼)、また同居の家族も移さないよう予防接種を受けた方が良いでしょう。
予防接種は小児科はもちろん、他の科でもやってくれるところはありますから、まずはかかりつけのお医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。(当院でも行っていますが、ワクチンはその都度取り寄せますので予約が必要です。)

また、風疹に対する免疫があるのかどうかを知りたい、もし免疫がなければ予防接種を考えますという方もいらっしゃると思います。この場合は血液検査で抗体の有無をみれば分かります。これも大抵の医療機関で対応可能かと思います。(当院でも行います。)ただし、結果が分かるまで1週間程度は必要ですので、何回も医者に行くのは面倒という方は、抗体の量は調べずに最初から予防接種を受けるのも1つの方法かと思います。

風疹そのもので耳鼻科を受診される方は少ないのですが、先天性難聴の原因としては重要で、最近の風疹の流行については無関心でもいられないと思い、記事にしてみました。

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耳管開放症

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今回は耳管開放症についてお話ししたいと思います。
耳管とは鼓室と上咽頭をつなぐ管で、その役割は鼓室の気圧と大気圧の均衡を保つことや、鼓室内から不要な分泌物や病原体を上咽頭へと運び出してきれいな状態にすることなどにあります。耳管が働いているのを実感するのは、飛行機に乗ったときなど気圧が変動する時です。例えば着陸態勢に入って飛行機の高度が下がった時、耳がつまる感じになることがあります。これは、機内の気圧が上昇するために、鼓膜が外側から押されて凹んでしまい響きにくくなるために起こる現象です。その様なときには唾を飲み込むようにしたり、鼻をつまんで息を込めて、いわゆる耳抜きをすれば、つまる感じが取れてパッと聞こえが良くなります。これは耳管が開いて鼓室へと空気を送り込んで鼓膜の凹みを解消したことによります。

このように、耳管は鼓膜の内側と外側との間に気圧の差が出来たときには開くようにできているのですが、開きっぱなしになってしまうのが耳管開放症です。症状は軽症ですと耳のつまる感じだけですが、ひどくなってきますと自分の声が大きく響く感じ(自声強聴)がしたり、呼吸の音が聞こえたりします。これらは、口の中から鼓室へとダイレクトに空気の行き来できる通路が空いてしまっているための症状です。
原因は体重の減少や脱水などが多いのですが、これは耳管を取り巻く軟部組織のボリュームが少なくなるためです。
かかりやすいのは若い方では特に女性、高齢者になりますと逆に男性が多いようです。
診断は、鼓膜所見、聴力検査やティンパノメトリーでも異常のないケースが多く、なかなかつかないこともありえます。
治療は、軽症では漢方薬を中心とした内服療法、生理食塩水の点鼻などがあります。自声強聴や呼吸音聴取などがある場合には、鼓膜のテーピング(鼓膜に特殊な絆創膏を貼って動きを制限する治療)が有効です。それで良くならない場合の治療法は、耳管を特殊なピンを使ってふさぐ治療(耳管ピン)などがあります。
耳管機能の不調による病気としては耳管が通りにくくなって起こる滲出性中耳炎などについては研究も進んで治療法も確立していますが、耳管開放症についてはまだそれほど研究が進んでいるとは言えませんので、かかる耳鼻科医によって診断や治療方針が若干異なるということはあるかも知れません。当院での治療法は漢方、生食の点鼻、鼓膜テーピングを症状に応じて行っています。耳管ピンは当院では施行できませんので、その場合は、施行可能な病院を紹介いたします。
耳管開放症は最近増加傾向にあります。とくに重い後遺症を残すとか、生命に関わる病気というわけではないのですが、不快感が強いために物事に集中できなくなったり、気分が塞いでしまったりすることもあります。もし、「耳がふさがる感じ」、「自分の声が大きく響く感じ」、「自分の呼吸の音が聞こえる」などでお悩みでしたら、是非耳鼻科で相談することをお勧めします。

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LEDヘッドライト ステラビュー

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耳鼻科診療では特に視診、つまり耳や鼻、咽をよく見ることが大切です。ところがいずれの部位も奥まったところにあるため何かしらの方法で光を入れないと見ることは出来ません。
古くからの方法では額帯鏡という凹面鏡を使い、電球などの光源からの光を反射させて見たいところを照らしていました。
額帯鏡自体は軽くて着脱も楽だし、構造も単純なので故障もないということで外来では重宝していました。
しかし最近では充電式のヘッドランプが普及しはじめ、LEDの採用やバッテリーの進歩により長時間、安定した光が得られるようになりました。額帯鏡よりは劣るものの携帯性も良くなり、着脱も楽になりました。
画像は去年購入したLEDヘッドライト ステラビューです。最初は往診や健診用と考えていましたが、今では普通の外来診療でも愛用しています。おかげで、医者になってから20年愛用していた額帯鏡は、とうとうお蔵入りとなりました。
お値段は見た目以上に張りますが、買って損はなかったかなと思います。

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耳用内視鏡で悩む

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医療機械は日進月歩というほどではないのですが、少しずつ新しい機械が出てきて、それを使えばより詳しい診察や検査ができるということはたまにあります。ただし医療機械というのは非常に高価なので、良さそうだからと何でもかんでも購入していては、経営を圧迫してしまいますので、そこは普通の買い物と同じで本当に必要なのか、よく吟味する必要があります。

今回悩んでいるのが、この耳用の内視鏡と光源です。内視鏡はオリンパス製、光源はカール・ストルツ製です。内視鏡はもともと鼻や喉を見るものから発展してきたのですが、最近は細くても明るくて解像度のいいものが作られるようになり、耳の診療にも応用されるようになってきたのです。内視鏡を使うメリットは、患部を詳細に見ることが出来ることです。

時々、寝たきりの患者さんで耳の聞こえがわるくなったと往診を頼まれることがあるのですが、いままでは前回ご紹介したLEDヘッドライト ステラビューで光を入れて肉眼で鼓膜を確認していました。しかし、これだと詳細な所見がとれません。診察室で使っている顕微鏡や電子スコープを使えれば良いのですが、装置が大がかりで往診に持って行くというわけにはいかないのです。
何かいい方法はないかと悩んでいた時に、広告でカール・ストルツのLEDバッテリー光源というものを知りました。これは非常にコンパクトで、オリンパスの耳用の内視鏡にも問題なく接続できます。

この1週間両社からデモ機をお借りしてテストした結果では、肉眼でもCCDカメラを装着しても鼓膜の観察に充分使えそうですが、最後の問題はコスト。値段交渉して折り合いがつけば購入予定。もし購入したらば、使用感などはまたあらためてレポートしたいと思います。

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今年のスギ花粉の傾向と対策

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山形の厳しい冬もそろそろ峠を越えたかと思われ、春の兆しさえも感じられる頃になりました。身も心もうきうきしてくる時期だと思うのですが、一つ心配なことは、今や国民病ともいうべきスギ花粉症の原因であるスギの花粉が、いつ頃から、どれだけ飛ぶのかということです。
山形市を例に取れば、大方の予想ではスギ花粉飛散開始は3月1日頃、総飛散数は1平方センチメートルあたり(これは予測する機関によって若干異なるのですが)3,000~4,800個といわれています。

山形県衛生研究所のデータによりますと、山形市の昨シーズンの総飛散数は1,879個、過去10年間の平均値は3949個ですから昨年の2倍程度、平年並みか若干多めの飛散となる見込みです。

飛散開始は症状発現の時期に影響しますが、それには個人差もあります。山形市の場合、3月1日頃と予測されていますが、多くの方はそれより少し後、花粉が少し多くなる3月中旬頃より症状が出始めて、春分の日の前後に悪くなる方が多いように思うのですが、中には1月末から2月上旬には症状が始まる方もいらっしゃいます。これは花粉が粒子として観測されるるよりも大分早い時期から、スギ花粉の殻を破って出てきたアレルゲンそのものが、微量ながらも空気中を漂い出すためといわれます。
この漂いだしたアレルゲンに反応する方というのは、スギ花粉に対する敏感さの加減が非常に高いということができます。この敏感さの程度というのは個人個人で異なりますから、自分がいつから症状が出てくるのか、その傾向を憶えておくことは非常に大切です。

スギ花粉症に対する治療法で勧められているのが、初期療法というものです。これは症状がひどくなってから薬を飲み始めるのではなく、症状が出始める1週間前あるいは症状がわずかに出始めたら直ぐに抗アレルギー薬を飲み始めるものです。これにより重症化が防げるといわれています。
初期治療をうまく開始するには、自分が例年いつ頃から症状が出るのか把握しておき、それより前に耳鼻科を受診して、薬を予め処方してもらって、いつから内服を開始すれば良いのかアドバイスをうけることをお勧めしたいと思います。

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待合室の写真替えました。

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当院の待合室には自分で撮った写真を飾っているのですが、ちょっと春らしい感じのに替えてみました。

一枚目は3年前の春、昼休みに桜でも撮ろうとカメラを持って馬見ヶ崎川の土手を散歩していて遭遇したネコです。「ここを通りたければなぞなぞを解いてみよ。」と言ったかどうかは分かりませんでしたが、スフインクスのように横たわって、なかなか避けて通れない雰囲気がありました。なぞなぞを解く替わりに、桜並木をバックにシャッターを押しました。



もう一枚は東京タワー。初めて訪れた六本木ヒルズから撮りました。普通に撮っても良かったのですが、箱庭のような雰囲気を出したくてミニチュアモードという設定で撮りました。
この場所からは何千、何万枚という数の東京タワーの写真が撮られていると思います。それでも自分で撮った一枚は掛け替えのない一枚。お気に入りのショットです。

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妊娠している方に使える抗アレルギー剤は?

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鼻アレルギー診療ガイドラインが約4年ぶりに改訂されました。特に目新しい変更はないのですが、妊娠している方への対応がよくまとめてありましたので紹介したいと思います。

原則的に2~4ヶ月は内服も点鼻も使えませんので、それ以降、つまり妊娠5ヶ月以降に使うとしたら、こんな薬が良いですよという候補が表1に挙げてあります。実は日本独自の基準というのはなくて、オーストラリア基準(表2)と米国のFDA基準(表3)というのを参考にしています。いずれも、A,B,Cの順で安全性が高いと考えられます。表1の中ではオーストラリア基準A、FDA基準Bが最も安全ということになります。ポララミン、アレルギン、レスタミン、ベガ、ペリアクチン、タベジールあたりが、それに当てはまりますが、これらはいずれも第Ⅰ世代の抗ヒスタミン薬であり、眠気、だるさ、口の渇きなどなど副作用も多いという欠点があります。出来ればより副作用の少ない第2世代から選びたいところであり、となるとクラリチン、ジルテックが候補となるでしょう。この2剤の比較では、抗ヒスタミン作用の強いのはジルテック、眠気の少ないのがクラリチンです。また、ジルテックからより眠気の副作用を取り除いといわれるザイザルもFDA基準ではBの評価であり、使って良いものと思います。

また薬の投与方法としては内服よりも点鼻の方が血中濃度が上がらず、よりお腹の赤ちゃんには安全といわれています。そのためオーストラリア基準でB3、FDA基準でCでありながらも、アルデシンAQネーザル、フルナーゼ、ナゾネックス、アラミストなどのステロイド点鼻も使って良いものと思われます。

表1 妊婦へのアレルギー性鼻炎用薬剤投与のリスク(鼻アレルギー診療ガイドライン2013年版)

表2 オーストラリア基準

表3 米国FDA基準


表が見づらい時はクリックすると拡大します。

今回は妊娠している方に抗アレルギー薬を使うとしたら、どの薬をチョイスするかという話をしてみました。もちろん薬を使わないのが一番リスクが少ないわけで、薬を使う治療はある程度症状の重い方が対象となりますが、実際耳鼻科を受診する方は中等症以上なのです。その際にはガイドラインに従って、ステロイド点鼻、内服ならクラリチン、ジルテックをまず考えましょうというのが当院のスタンスです。
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抗ヒスタミン薬の変遷

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スギ花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎で最も多く使われる薬が、抗ヒスタミン薬と言われるものです。ヒスタミンというのは抗原抗体反応の結果、主に肥満細胞から放出される化学伝達物質であり、鼻炎の場合は三叉神経末端や、一部鼻腺に直接作用してくしゃみや鼻水、鼻づまりを起こします。
この作用を和らげることにより鼻炎の症状を抑えるのが抗ヒスタミン薬というわけです。
ところがこのヒスタミンという物質は脳内では情報を伝達する物質として使われていますので、これを全般的に抑えてしまうと脳の活動性が低下して、具体的には眠くなったり集中力がなくなったりします。
抗ヒスタミン薬は風邪薬などにも入っているのですが、風邪薬で眠気がでるのも実は抗ヒスタミン薬の副作用であることが多いのです。

そこで20数年前より脳には移行しにくい、つまりは眠くなりにくい抗ヒスタミン薬が開発され始めました。これを第2世代抗ヒスタミン薬といいます。第2世代初期の抗ヒスタミン薬としてはザジテン、アゼプチン、セルテクトの3つが非常に有名で、なおかつたくさん使われました。ところが眠気は第1世代の抗ヒスタミン薬に比べれば大分少なくなったとは言え、それでも実際には結構な頻度でありました。(添付文書には再審査終了時のデータが示してあっていずれも眠気の頻度5%以下なのですが、実際に患者さんに処方してみた感じではもっと多かった。)

そこで眠気のない抗ヒスタミン薬として開発されたのがトリルダンというお薬。効き目も良くて一時期結構使われたのですが、不運なことに、ある薬との飲み合わせが悪く心臓への副作用が出ることがありました。その結果、しばらく続くかと思われたトリルダンの天下もあっさりと終息し、再びザジテン、アゼプチン、セルテクトに戻らざるを得なかったのです。

心臓への副作用の心配もなく、眠気も少ない抗ヒスタミン薬が色々と発売されるようになったのは1990年代後半のこと。アゼプチン(1994年発売)、エバステル(1996年発売)、ジルテック(1998年発売)、アレグラ(2000年発売)、タリオン(2000年発売)、アレロック(2001年発売)、クラリチン(2002年発売)、ザイザル(2010年発売)などで、第2世代後半の抗ヒスタミン薬といわれます。

鼻アレルギー診療ガイドライン2013によれば、第2世代抗ヒスタミン薬の特徴(第1世代と比較して)として、

1:中枢抑制、抗コリン作用などの副作用が少ない。
2:全般改善度はよい。
3:鼻閉に対する効果がややよい。
4:効果の発現がやや遅いが、持続が長い。
5:連用により改善率が上昇する。
と総括しております。

さらには、
「第2世代の抗ヒスタミン薬のうち、後期に開発されたものにおいては眠気などの中枢抑制作用は著明に改善されている。」と記載されています。

新しいものがすべて良いわけではないのですが、スギ花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎では第2世代後期の抗ヒスタミン薬がファーストチョイスといって、まず間違いはないと思います。唯一第1世代のものや第2世代初期のものに劣るとすれば薬価なのですが、今回長くなりましたので、その辺の話はまた改めてしたいと思います。

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第2世代抗ヒスタミン薬の比較

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スギ花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎で最も多く使われる薬は、抗ヒスタミン薬。その中でも特に第2世代後期の抗ヒスタミン薬が、副作用が少なく、アレルギー全般の改善に優れていることは前回お話ししたとおりです。
第2世代後期の抗ヒスタミン薬ならどれも同じかというとそうでもなくて、それぞれ特徴がありますので、今回は代表的な薬剤について比較をしたいと思います。

投与回数はアレジオン、エバステル、ジルテック、ザイザル、クラリチンが1回で、タリオン、アレグラ、アレロックは2回です。薬の作用の持続が長いものは1日1回ですし、比較的短いものは1日2回の内服が必要です。多くの患者さんは1日1回の薬を希望されますが、中には2回の方がいいという方もあります。また、ジルテックとザイザルは通常1日1回1錠ですが、症状が強い場合には2錠まで増量可能です。この場合眠気の出る頻度が増す可能性はあるものの、2剤とも効果は用量依存性ですので、それだけ強力になるものと思われます。

1日薬価の比較では最も安いのがクラリチンです。因みにクラリチンにはレディタブ錠といって水なしでも飲めるタイプの製剤があって、忙しい方には便利です。(その他、エバステルとアレロックにも水なしで飲めるものがあります。)
最も高いのがアレグラです。アレグラは眠気が少ないので、非常に人気があるのですが、欠点があるとすれば薬価と錠剤の大きさです。アレグラは最近テレビのCMでもやっているとおり、処方箋なしで薬局での購入が可能になりました。しかし、実は保険証を使って受診して処方してもらった方が割安ですし、やはり医療機関を受診する方がいいと私は思います。

効果の比較というのは実は難しいです。特にアレルギー性鼻炎では例えば血圧のようにいくら下がったとか、なかなか数値化できない症状が多いのです。それでも最近は症状を4段階ぐらいに分けて、薬剤の使用前使用後で比較するようなこともしていますが、なかなか一般の診療の場面には浸透していません。ということで、抗アレルギー剤の効果については印象で語られることの方が多いのです。表の+が多いほど強力ということで記載しましたが、これも患者さんに飲んで頂いた際の症状や鼻の中の所見の改善度などからの印象です。ザイザル、ジルテックはやや強め、この中ではアレロックが最も強力、他はまあまあという感じです。ただし患者さんによって効き目にも個人差もありまして、同じ患者さんに色々試して、必ずしもこの順序にならないこともあります。

眠気の頻度は添付文書からの抜粋です。アレロック、ジルテック、タリオン、ザイザルの順に高く、アレグラが最も少ないです。実際眠くなる人の割合もこの順序の通りかなと思います。よく眠くなる薬ほど効くといもいうのですが、ある程度は真実かなという印象は持っています。

授乳については、アレロックは「中止させる」、他は「避けさせる」と添付文書にはあります。ただし、実際にはほとんど問題にならないことの方が多いのですが、この辺については次回の記事で詳しく書きたいと思います。

その他、副作用の比較とか併用禁忌などいろいろ比較する項目はあるのですが、最後にあるコーつとの併用についてだけ書きます。添付文書でアルコールとの併用注意と書いてあるのはジルテックとザイザルの2剤です。これは中枢神経の抑制を助長するというのが理由です。なお、鼻アレルギー診療ガイドラインではすべての第2世代抗ヒスタミン薬について、アルコールとの併用注意といっています。

今回、主な第2世代抗ヒスタミン薬について、薬価、効き目、眠気などについて比較してみました。誰にでも効いて副作用もなく、安価な薬があれば理想的ですが、なかなかそうは行かないのが実情です。しかし、ここ15年位の間で大分薬剤の選択の幅が増えました。その分だけ患者さんの症状やニーズにある程度沿った薬を選べるようになったということは、やはりアレルギー診療の進歩だと思うのです。

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東北でも花粉が飛び始めました。

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スギ花粉の飛散開始の時期は西日本や関東南部は早くて、そこから徐々に北上、東北で飛散が始まるまでには1ヶ月程度かかります。

環境省花粉観測システム「はなこさん」より。
画像は今日の16:00現在の花粉飛散状況です。新潟や仙台では、かなり多くの花粉が飛んでいることが分かります。私の診療所のある山形市でも今日は大分飛んでいるようです。

花粉症の方は特に、花粉の多い日には、
外出を控える。
洗濯物と布団は外に干さない。
マスクやめがねなどを着ける。
窓は全開にしない。
掃除機をマメにかける。
外出から帰ったら、衣類や髪の毛を払ってから家に入る。
毛やフリースなど毛羽だった衣類は避ける。
などで、しっかり防御してください。

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花粉はいつ飛ぶのか?

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環境省花粉観測システム「はなこさん」より。
画像は昨日の16:00現在の花粉飛散状況です。昨日は新潟、山形、秋田など日本海側でだいぶ花粉が飛散したことが分かります。
昨日は久しぶりに暖かくなりましたので、おそらくそのためなのでしょう。
花粉の飛散はその日の気温や降雪、降雨、湿度、風などによって変動します。


グラフは最近1週間の山形市の花粉飛散数です。この期間のうちでは16日(土)、18日(月)、20日(水)、22日(金)と一日おきに花粉の多い日がありました。日内変動では午後から多くなるパターンが多いようですが、これもおそらく気温の上昇に関係しているのでしょう。
20日水曜日は夜になって急激に花粉飛散が増えていますが、この日の夜に急に風が強まりましたのでそのためかと思います。スギの木から花粉が放たれるのは日中なのですが、風の強い日にはアスファルトなどに落ちた花粉が再び舞い上がるといわれていますので、風の強い日は夜の外出でも花粉症の方は注意が必要ということになります。1日のうちで花粉が最も少ないのは朝方から午前中(時に例外もありますが)ですので、スギ花粉症の方は出来るだけ午前中に用事を済ませることをお勧めしたい思います。


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山形市のスギ花粉は今がピーク

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最近1週間の花粉飛散数(山形市衛生研究所)
環境省花粉観測システム「はなこさん」より。

山形市では、今週は日中を中心に毎日多くの花粉が飛んでいることが分かります。
3月31日のみ飛散が少なかったのですが、この日は雪が降りましたから、そのためだと思われます。

今年は昨年の夏が暑かったこと、昨シーズンのスギ花粉飛散数が少なかったことより、平年よりも多くの花粉が飛散することが予測されていましたが、ほぼ予測通りの飛散となっています。

花粉の飛散が多くなりますと少ない年には治療の必要もないほど軽い人も症状が重くなったり、新たに発症する方も増えてきます。

山形市の花粉の飛散は、恐らく今週から来週あたりがピークと思われます。大量の花粉を吸入して重症化しますと日常生活にも支障を来しますから、出来るだけ早めの受診をお勧めしたいと思います。

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休診のお知らせ

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5月16日(木)から18日(土)まで、学会出張のため休診いたします。

振り替えとして、5月22日(水)は診療いたします。

学会に参加してきました。

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先週の後半は診療を休ませていただき、札幌で行われた学会に参加してきました。
耳鼻科の領域では一番大きな学会で、テーマも多岐にわたります。
今回重点的に聴いてきたのは、好酸球性副鼻腔炎、好酸球性中耳炎、アレルギー性鼻炎、
めまいの診断と治療、睡眠時無呼吸、鼓膜再生などについてです。
いずれも興味深いテーマであるのと同時に、臨床上重要なものばかりです。
それぞれについては、また機会があればこのブログでも紹介したいと思っています。

イネ科雑草にご注意を!

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花粉症と言えばスギ花粉症が一番患者さんも多いし有名なわけですが、
実は他にも色々な花粉症があります。
この時期特に花粉が多いのが、カモガヤ、オオアワガエリなどのイネ科雑草です。
イネ科雑草とは麦の様な格好をした植物でほとんどが外来種、牧草として輸入された
ものが多いようです。種類は色々あるのですが、5月から7月頃まで花粉を飛ばすのは
共通です。生えているのは道ばた、田んぼや畑の周囲、空き地、河原の土手、手入れされて
いない道路の中央分離帯などです。

アレルギー性鼻炎の方を対象に特異的IgEを測った結果では、症状のあるなしに関わらず、
30%程度の陽性率でした。因みにスギ花粉に対する抗体陽性率は70%程度ですから、
それから見れば多くはありませんが、花粉類ではスギに次ぐ陽性率です。
またスギとの重複感作も多く、その場合は5月上旬になって一旦落ち着いた症状が、再び
5月中旬以降強くなってきます。
治療はスギ花粉症同様、花粉を吸わないよう日常生活で気を付けることと、早めからの
抗アレルギー剤ということになります。

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スギ以外の樹木花粉

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花粉症と言えばスギ花粉症が最も有名ですし、実際有病率も高いのですが、
その他知られている花粉症としては、カモガヤなどのイネ科雑草花粉症、
秋の花粉症として知られている、ヨモギ、ブタクサ花粉症などがあります。

また北海道で花粉症と言えばシラカバ花粉症で、これはスギが少なくて
シラカバが多いためです。

その他、最近まであまり問題にされていなかった樹木花粉症として、
コナラ、マツ、クルミなどがあり、当地では山形県衛生研究所で花粉飛散数を
観測しています。

それによれば、コナラ、マツ、クルミいずれもピークは越えたものの、
まだ飛散しているとのことです。

自分が何に反応するかは、血液検査で抗原特異的IgE抗体の量を測定することによって
分かります。一度の採血で何種類でもチェックできますので、この時期に
アレルギー症状のある方も、耳鼻科を受診して相談されると良いかと思います。

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新緑の山や森林は美しいですが、花粉には要注意です。
でも原因が分かれば、予防と治療が可能となります。

近況報告

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スギに引き続いてのカモガヤ花粉症の時期も終わって、医院としては
患者さんの数も少なくなり、比較的落ち着いた時期を迎えました。

というわけで、診療も途切れなく続くわけではなく、ポツポツと空き時間が
出来てきます。経営的にはもちろんよろしくないのですが、夏はもともと
耳鼻科の患者さんは少ないので、焦っても仕方ないと割り切り、いつもは
出来ないよう様な仕事をしておこうと思います。

例えば、ちょっとした研究や、ホームページのリニューアルなど。
今週の火曜日には、山形市内の開業医と病院の医師をメンバーとした耳鼻科
勉強会がありましたので、口腔内や咽の写真の撮り方についてと、
良性発作性頭位めまい症の眼振所見についてお話ししてきました。

今後は、さらに耳管開放症についてまとめる予定。
何かしら結果が出ましたらここでも話題にしたいと思います。

医院近くの公園ではアジサイが見頃でした。
昨日の昼休み散歩がてらに撮ってきました。

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外傷性鼓膜穿孔〜当院のデータより〜

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鼓膜は外耳道の突き当たりにあって、音のエネルギーを受け止めて耳小骨へ伝達したり、外耳と中耳を遮断することによって、中耳や内耳を保護する役割を担っています。
その大きさは平均で7.5 mm × 8.07 mmで、厚さはわずか0.06 mmです。

鼓膜は色々な原因で破れることがありますが、そのうちでも外力が働いて破れる、あるいは孔があいてしまった状態を外傷性鼓膜穿孔(がいしょうせいこまくせんこう)と言います。

外傷性鼓膜穿孔で、あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院を初診された患者さん30例についてみてみますと、性別では男性20例に対して、女性10例で男性に多い傾向がありました。

年齢別では10代から20代にかけて、多くなっています。この年代では特にスポーツ中の事故によるものが多く、それが頻度を高くしている要因と思われます。


カルテが残っていて原因が確認できたのは、30例中14例です。内訳は、耳搔きが最も多くて5例、スポーツ中の他人や壁との接触が3例、平手打ちが2例、耳に指を突っ込んで抜いたところ圧がかかったのが2例、藪で木の枝が耳に入った例が1例、溶接で火花が飛んで耳に入ったのが1例でした。


予後ですけれども、詳細が確認できたのが7例あり、自然治癒が5例、手術目的に大学病院紹介となった例が1例、当院にて鼓膜穿孔閉鎖術を行った例が1例ありました。

外傷性鼓膜穿孔は自然治癒が多いのですが、中には耳小骨離断や外リンパ漏を合併する例もあり、特に耳搔き外傷の場合は要注意です。

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耳に何か入ってしまいました!

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「子どもが耳に何か入れてしまった!」「耳に虫が入ってしまった!」など、耳の中に何か入ってしまった状態を外耳道異物といいます。

外耳道とは、外耳孔すなわち耳の穴から鼓膜に至るまでのトンネル状の構造で、緩いS字状のカーブを描きます。外耳道は鼓膜で行き止まりになっていますので、何かしらの異物が入ったとしてもそれ以上奥へは行かず、幸い重い合併症を引き起こすことはないのですが、耳の閉塞感や異物感、痛みなど様々な症状を起こします。

当院(あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院)は山形県山形市の耳鼻科診療所です。開業して15年が経過して、受診された患者さんの数は約20,000名。平均的な耳鼻咽喉科クリニックといえるかと思います。その間、外耳道異物で初診された患者さんは、データベースで検索したところ、ちょうど100例あり、全患者数の約0.5%という割合です。今回は外耳道異物の傾向を探るため、100例の患者さんの性別、年齢別分布について、カルテが残っていた51例の患者さんについては異物の種類、症状についても検討してみました。

男女比ですが、男性69%、女性31%と、男性に多い傾向にありました。

性別年齢別分布を見ますと、小児と高齢者では性差があまり大きくなく、10代から50代で特に男性に多いことが分かります。

症状ですが、異物が入ったという自覚があった方の割合は25%強と意外と低く、最も多いのが耳閉感や異物感といった耳の中の感覚の異常でした。その他には耳内の音、耳痛、難聴などがありました。耳閉感というのは「耳がつまった感じ」なのですが、同様の感覚を「耳に水が入った感じ」、「トンネルに入った様な感じ」、「高い山から降りてきた様な感じ」、「耳が圧迫された様な感じ」という方もあります。また耳閉感は滲出性中耳炎や耳管開放症、急性低音障害型感音難聴などでも高頻度に見られる症状ですので、どの原因による耳閉感なのか鑑別することが重要となります。

入っていた異物を分類しますと、毛髪が31%、次いで水滴が20%ですから、これらが半数以上を占めます。以下、昆虫、消しゴム、ビーズ、砂、綿(これは綿球や綿棒の先端などです)が、ほぼ同数見られました。その他には植物の種子、米粒やベビースターラーメンなどの食品も少数ありました。グラフには示しませんでしたが、年齢層によって入っている異物には傾向がありまして、小児では消しゴムやビーズなど、成人では毛髪と水滴や砂などが多く見られました。
また毛髪と砂や種子などは、いずれも男性に多く、そのため外耳道異物が男性に多く見られる原因となっていると思われました。毛髪が男性の外耳道異物の原因となり易いは、おそらく女性よりも短く切っている人が多いためと考えられます。砂や種子が多い理由としては、ライフスタイルとして、アウトドアで活動する機会が女性よりも多いためではないかと思われます。

最後に異物をいかに摘出するかについて、模型を使って説明したいと思います。

通常、鉗子でつまんで引っ張り出すことを先ずは考えますが、このように球状の異物の場合には上手くつまめないことが多く、下手をするとさらに奥に押し込むことになります。

その場合は、耳用小鉤という道具を使います。文字通り先端が鉤状になっているもので、これを異物と外耳道の隙間を通して異物の向こう側に引っかける様にして引きずり出します。耳様小鉤を差し込むスペースもない場合は、綿棒の柄の部分にアロンアルファゼリーを付けて異物に接着して引っ張り出すという、裏技もあります。

これからの時期、運悪く昆虫が耳に飛び込んでくることがあります。気をつけていただきたいのは、昆虫が耳に入った場合の対処です。それは暴れて外耳道や鼓膜を傷つける可能性があるためなのですが、俗に言われている懐中電灯などで照らすと光に誘われて出てくるというのは、真っ赤な嘘ですのでご注意を。昆虫が生きていて耳の中で暴れている場合にまず行うべきことは、サラダ油やオリーブオイルなどの食用油を耳に注ぐことです。これにより昆虫は窒息死します。先日女性の方がこの処置をしてから受診しましたが、見事に虫は死んでおり、外耳炎も起こすことなく事なきを得ました。冷静な対処だったと感心いたしました。

今回は外耳道異物について、当院のデータをご紹介するとともに、イメージをつかんでいただきたく、模型を使って説明してみました。何かしらのご参考になれば嬉しく思います。

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